調査対象	熊本県南阿蘇
調査内容	半導体製造工場設置の条件として、清浄な空気、清浄で豊富な湧き水、平坦で強固な地盤が必要であることを実施検証により確認できた。

調査対象	愛媛県松山市
調査内容	松山の風土が文学に及ぼした影響と、文学が人的コミュニケーションに与える効果についての現地での関連施設の視察により考察した。

調査対象	長崎県島原市
調査内容	・水路を中心とした城下町の縄張りが人々のコミュニケーションに影響を与えることが現地調査で明らかになった。特に高齢者間コミュニケーションの活性化に資する可能性があることが判明した。 ・古くからの酒蔵の多くでIT化が進んでいないことが分かった。地域活性化のためITを活用した「ふるさと納税」への参入が効果的である。

調査対象	鳥取、岐阜、長野、岡山
調査内容	・鳥取砂丘や蔵屋敷などのその地域ユニークな自然環境や歴史的遺構が観光客によるSNS発信を促し、それがさらに多くの観光客の集客につながっていることが判明した。 ・鵜飼に代表される伝統的なパフォーマンスが長い年月受け継がれてきた背景には、人が人をもてなしたいという心が根底に存在することが理解できた。 ・上記2つの観点は、特に、高齢者と若年者とのコミュニケーションの良いきっかけになり得ると気づいた。ITとの融合が今後の一つのキーファクターとなり得る。

調査対象	尾道、しまなみ海道
調査内容	・尾道と今治を結ぶしまなみ海道は、本州と四国の人流の活発化に貢献しているのみならず、観光客誘致にも貢献している。 ・人、モノの流通への貢献と、その地域固有の自然環境をマッチさせることで、新たな人流やコミュニケーションを発生させていることが現地調査にて判明した。

調査対象	萩、松江、姫路
調査内容	・人材育成に関しては、都市、地域といった地理的条件よりも、指導者の資質が大きな影響を与えることを現地調査により確認した。これは、長崎のような地方においても、優位な人材を育成できることを示している。 ・神仏やその信仰は、人々の日常生活や旅行などの非日常生活に大きな影響を与えることを確認できた。

調査対象	佐賀県肥前鹿島
調査内容	・肥前は、祐徳稲荷神社をはじめ、肥前浜宿・酒蔵通り、茅葺の街並みなど、その地域の歴史や伝統と自然環境をうまく調和させている。 ・今後地方をサステナブル化する上で、一つのモデルケースとなっていることが確認できた。