目的 | 目に見える具体的な事象からその本質を見抜き、その本質から新たなサービスを発想する方法を理解する。 |
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内容 |
イノベーションというと、みなさんは、具体的などんな製品、サービスを思い浮かべますか?だれしもイノベーションを生み出したいと思うものです。エンジニアであれば、なおさらです。では、どうすれば、イノベーションを生み出すことができのでしょうか?小林透は、これまでの学生への講義の経験やR&Dの経験からV字モデル発想法を確立しました。 学生へ技術の説明をする際には、その技術そのものの説明をするのは無く、その技術の本質を整理し、その同じ本質を元にした別の事例を学生に説明するようにしていました。ここで、大事なことは、学生に説明する事例は、学生がだれでも知っているものにすることです。そして、この技術はそれと同じだと学生に説明すると、学生の理解が深まります。 この時、V字の上の2つの頂点がそれぞれ、「技術」と「事例」に対応し、下の頂点(谷)が「本質」に対応します。この考え方は、学生への講義だけでなく、R&Dにも活用できると気づきました。例えば、ある論文に書かれている新しい技術に対して、なにが本質かを解きほぐします。その後、その本質を活用した他の応用事例を考えるのです。 これは、これまでイノベーションと呼ばれているものの本質は、すべてが新しいものででなく、既知のものであるという仮説から成り立っています。小林透のこれまでのR&D成果は、すべてこのV字モデル発想法により生み出したものです。 |